• お客様より
• 投稿日：2017.01.24

昨日ご来店のお客様、
10年に亘り通い続けた整体院があったそうです。
(施術が)痛いのが当たり前、痣（あざ）ができることも多々あったとか。
あまりのことに問い合わせると
「やっと痣ができる普通の身体の状態になったんですね、おめでとうございます。」
と言われたそうです。？？？

痣ができるっていいこと?　ということで、痣ができるメカニズムについて調べてみました。

wikipediaによると
「痣（あざ）は皮膚に現れる赤や青などの変色のこと。
皮膚の色素細胞の異常増殖や、皮膚の内出血によって、皮膚が赤紫色などに変色する。
外傷によりできた後天性（紫斑）の痣の場合は放置していけば自然と元の色に戻っていくが、
先天性（母斑）の場合は元々の色素異常が原因であるのでずっとそのままである。」

ということなので、この場合は後天性の痣ということになります。

「後天性の痣＝内出血」は固いものにぶつかったり外部からの衝撃を受けるといった
体を強くぶつけた衝撃によって打撲傷を負うことで皮膚や皮下組織などが損傷し、その際に
皮膚の表面が切れずに出血が体の内部のみに留まるものです。

出血することで血液に含まれる酸素を集めて周囲の細胞の壊死を防ぎ、白血球を集めて細菌や
ウイルスなどの異物に対する免疫作用を促進します。また同時に血液に含まれる血小板に
よって血液を凝固させることで、必要以上に血液を失わないようにしています。

つまり、傷ついた部分に血液を送り込み積極的に患部を治癒しようという働きが内出血現象の
表れなので内出血そのものは悪いものではありません。

ということは凝りの部分に痣をあえて作ってその働き（自然治癒能力）を促進させようという
ことなのでしょうか？

このメカニズムによってもわかることですが、痣が出来るのはあくまでも打撲傷によるもので、
「痣のできる普通の身体」という解釈は成り立たないと思います。

また体質により痣が出来やすい方もいらっしゃいます。

むくみの強い場合は、老廃物やセルライトで細胞が圧迫されている状態のところに強い刺激を
与えることで、簡単に痣が出来てしまうこともあります。

ビタミン不足で痣が出来やすくなることもあります。（おもにビタミンCとK）

なので、お客様の状態をみながらお客様にあった適度な強さでの施術がベストだと思います。
スタッフが都度、「強さはいかがですか？」「揉み方は大丈夫ですか？」とお声掛けするのも
そのためです。
「気持ちいい」という感覚は心と身体が一緒にほぐれた状態のことだと思います。
是非、お客様にとっての「気持ちよさ」を体感してください。

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